三国志――それは、英雄たちが智と武を競い合い、天下を目指して激しくぶつかり合った壮大な歴史ドラマ。
関羽の忠義、諸葛亮の知略、曹操の野望……その一つひとつが、今も多くの人々の心を惹きつけています。
でも、「三国志って難しそう」「登場人物が多くて覚えられない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は三国志のエピソードをクイズ形式で紹介します!!
今回は初級編ということで、三国志の物語に軽く触れたことがある人や、三国志は読んだことないけど有名な出来事や人物は知っているくらいの方を対象にした難易度となっています!
各問題には解答に加えて解説も掲載していますので、解説を読むだけでも楽しめる内容となっています。
それでは早速いってみましょう!!
三国志クイズ・初級
第1問
Q:三国時代に存在した三つの国は?
A.秦・楚・趙
B.魏・呉・蜀
C.魏・漢・唐
D.呉・楚・晋
正解は… B.魏・呉・蜀 でした!!
三国志は漢王朝の衰退から群雄割拠の時代を経て、最終的に3国が残り天下を争う構図となりました。
3国の成り立ちは以下の通りです。
・魏:曹操の子・曹丕が建国。北方の広範囲を支配し圧倒的な国力を誇った。
・呉:孫権が建国。中国南東の長江流域を支配。土地が豊かで魏に次ぐ国力があった。
・蜀:劉備が建国。中国南西の険しい山岳地帯を支配。その地形を活かし鉄壁の守りを誇った。
第2問
Q:主人公である劉備の軍師として物語終盤まで活躍した人物は?
A. 周瑜
B. 諸葛亮
C. 司馬懿
D. 魯粛
正解は… B. 諸葛亮 でした!!
諸葛亮は、劉備が三度の礼を尽くして迎え入れた天才軍師です。
諸葛亮はかねてより中国を三国が分割して統治する「天下三分の計」の構想を抱いており、劉備こそがそのうちの1国を統治するにふさわしいと考え仕えることになりました。
劉備に仕えたあとは、政治・軍事両面で手腕を発揮し、当初弱小勢力であった劉備を蜀建国にまで押し上げました。劉備亡き後は、息子の劉禅を支えつつ、自ら先頭に立って魏の討伐に邁進しました。
ちなみに、周瑜と魯粛は孫権、司馬懿は曹操の息子である曹丕の軍師です。
第3問
Q:関羽が愛用していた武器は?
A. 雌雄一対の剣
B. 方天画戟
C. 青龍偃月刀
D. 蛇矛
正解は… C. 青龍偃月刀 でした!!
関羽は「武聖」とも称されるほどの武勇を誇った人物。彼の象徴的な武器が「青龍偃月刀」です。
重さは約40kgとも言われ、常人では扱えないほどの巨大な長刀でした。
この武器は後世の創作による部分もありますが、関羽の豪傑ぶりを象徴する武器となっています。
ちなみに雌雄一対の剣は劉備、方天画戟は呂布、蛇矛は張飛の武器です。
第4問
Q:劉備と孫権の連合軍が強敵・曹操を破った戦いは?
A. 赤壁の戦い
B. 官渡の戦い
C. 夷陵の戦い
D. 定軍山の戦い
正解は… A. 赤壁の戦い でした!!
赤壁の戦い(208年)は、三国志の中で最大の見せ場とも言える有名な戦いです。
曹操は中国北部に大勢力を築き、80万とも言われる大軍を率いて南下を開始しました。
そこで、劉備の軍師である諸葛亮が孫権との連合軍で迎え撃つことを提案し、自ら孫権を説得して
連合軍を組むことに成功しました。
劉備軍と孫権軍はそれぞれの優秀な軍師である諸葛亮と周瑜の活躍もあって、曹操の大軍を撃破することに成功します。
この勝利によって、曹操は北方への撤退と自軍の立て直しを余儀なくされ、その間に劉備と孫権は勢力を拡大したことで三国が中国を支配する体制へと進んでいくことになりました。
第5問
Q:董卓に仕え、中華最強と称えられた武将は誰?
A. 関羽
B. 張遼
C. 呂布
D. 甘寧
正解は… C. 呂布 でした!!
呂布は三国志序盤で活躍した武将です。
その強さは尋常ではなく、三国志の英雄でもある劉備・関羽・張飛3名を同時に相手できるほどの実力の持ち主で、三国志における武の象徴として後世に名を轟かせています。
反面、政治や軍略の面では疎く、感情に任せて敵陣に突撃したり、軍師の助言を聞かないなど自己中心的な性格でした。そんな性格が災いしてか、最終的には曹操の策略によって捕らえられ、処刑されてしまいました。