浅井長政ってどんな人？浅井長政の雑学を紹介

知略と武勇を兼ね備えながらも、戦国の荒波に消えていった義の武将、浅井長政（あざいながまさ）の雑学をまとめました。
※所説あるものや、逸話が含まれます。

この記事の内容

浅井長政の雑学

浅井長政は、近江国北部の戦国大名で、浅井家の3代目当主です。
知勇に優れた人物であったと言われています。

浅井家は長らく同じ近江国の六角氏の支配下にありましたが、長政の代で独立を宣言、六角氏との争いに勝利して近江北部を支配下に置くことに成功しました。

その後、織田信長と同盟を結んだことで北近江の覇者の地位を確立します。

長政は織田信長と同盟を結ぶ際、信長の妹であるお市の方を妻に迎えました。
長政はお市の方を深く愛し3人の娘にも恵まれました。

長政は、織田信長と同盟を結ぶ以前から越前国の朝倉家と長年の同盟関係にありました。
しかし、信長と朝倉家の関係が悪化し信長が朝倉家に攻め込むと、長政は信長との同盟を破棄し、旧来の仲である朝倉家の味方をしました。この決断は、長政の義理堅さを示すものとして評価されています。

しかし、その決断が悲劇を起こすことになりました。

織田信長との同盟を破棄したことで、信長と対立することになった長政。
姉川の戦いでの大敗を経て、ついには織田軍に居城「小谷城」を包囲されてしまいます。

必死の奮闘むなしく、小谷城は落城してしまいました。
その際、妻子を助けることを条件に、長政は自害し、浅井家は滅亡してしまいました。

このエピソードは戦国時代の悲劇として語り継がれています。

長政とお市の方の間には、「茶々（ちゃちゃ）」「初（はつ）」「江（ごう）」の三姉妹が生まれました。
彼女たちは、それぞれ歴史上の重要な人物として後世に名を残しました。

長政はゲームなどの創作物ではイケメンとして描かれることが多いです。
知勇兼ね備えた武将で、義にも厚いことからそのようなイメージになっているのだと思います。

しかし、実際はそうではなかったようです。当時の長政の肖像画を見ると、かなり恰幅のよい姿をしていて、顔もまるまるとしています。

創作物の長政を知る人からすると違和感を感じるかもしれませんね。